メディアユニバーサルデザイン

 MUDとは?

 MUD(メディア・ユニバーサル・デザイン)とは利用する方々の側に立ち、必要とされる情報を分かりやすく伝えることを目的とし、「デザイン」「文字の使い方」「色の使い方」などに様々な配慮や工夫を加えることで、一般の人はもちろん高齢者・障がい者・色覚障がい者など、誰もが使いやすく、見やすいメディアの提供を目指し、メディアのエキスパートとしてより良い社会づくりに貢献したいと考えています。

 MUDを実践する5つの原則

1. アクセシビリティー(接近容易性)accessibility
 文字の指定はだれでもが読みやすい書体を選択し、色の配置は明度差をつけてわかりやすい表現を考える。グラフや図表は配色や形状に変化をつけて違いを見やすく工夫することで正確に伝えることができます。

2. ユーザビリティー(使いやすさ)usability
 案内表示をする際に、各施設ごとの多目的な特徴や製品の使用目的などの情報を一緒に示すことで利用者が快適な選択ができるようになります。

3. リテラシー(読めて理解できる)literacy
 文字の表現にとらわれずピクトグラムやイラストなどを組み合わせて情報伝達のスピード化を図り、高齢者や外国人や子どもにも理解されやすい表現方法が必要です。

4. デザイン(情緒に訴える)design
 見た目には特別なものではなく、一般の方にも違和感のないものであることがすべての人にとって共有できるデザインとなります。

5. サステナビリティー(持続的可能性の商品)sustsinability
 初期の投資や取り組みだけで終わることのなく継続することが大切であり、将来においてもさらに良い形を求め続けていくことが必要です。